【まさかの在庫大幅減!】2023年8月迄の湾岸エリア最新市況分析レポート

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2023.09.04
  • コラム

こんにちは!
ふじふじ太です!

2023年8月までの湾岸エリアの最新市況をまとめましたのでご覧ください。

 

結論、「物件価格微増・在庫数大幅減・成約数増」で、ここにきてまさかの在庫大幅減というサプライズがありました。
在庫が減っているということですので、今後も物件価格上昇傾向が続きそうです。

 

湾岸エリアの取引が活発であることが読み取れます。

 

 

 

 

湾岸エリア全体市況まとめ:湾岸マンションアナリティクスより一部抜粋

 

 

 

物件価格について

 

 

2023年8月の湾岸エリアの平均成約坪単価は445万円となり、前月比で0.5%増と微増となっております。
過去最高記録更新中です。

エリアによって上がり下がりがありますが、データ上、2023年8月に最も上昇幅が大きかったエリアは「豊洲エリア」でした。

 

<2023年7月エリア別成約単価(前月比)>
豊洲:464万円(+3.6%)
東雲:352万円(+1.2%)
有明:405万円(-1.2%)
晴海:471万円(+1.7%)
勝どき月島:510万円(-2.1%)

 

豊洲エリアの平均成約単価は坪464万円まで上昇し、450万円の壁を一気にぶち抜いてきました。

 

豊洲の根強い人気が伺えます。
後述でも触れますが、豊洲エリアは契約件数も前年同月比と比較して大幅に増加しており、非常に活発に取引されております。

今、特に豊洲エリアの物件を割安で買おうするのはなかなか難しいと思った方が良いでしょう。

 

豊洲エリアの将来性について、以前ブログにまとめておりますので合わせてご確認くださいませ。
直近でいうと、いよいよ千客万来施設の完成まであと半年程度となり楽しみですね!

 

<<【お便り返し】豊洲はまだ割安だと感じております。>>

 

 

 

 

在庫数について

 

全体在庫数は380戸で、前月比-6.2%と大幅減となりました。
湾岸2024年問題はどこへやらです。

 

以下、エリア毎のデータとなりますのでご覧ください。

 

<2023年8月エリア別在庫数増減(前月比)>
豊洲:89件(-6.3%)
東雲:45件(-4.3%)
有明:72件(-13.3%)
晴海:93件(-7.0%)
勝どき月島:81件(+1.3%)

 

 

勝どき月島エリア以外のすべてのエリアで在庫が減少しました。
特に有明エリアが割合的によく売れたということもあり、在庫が大幅に減少しております。

 

ちょうど前回のレポートで、「有明エリアの在庫が増加していて買い時である」という趣旨のコラムを書きましたが、その増加分を一気に需要が飲み込んだ結果となりました。

 

確かに現場の肌感覚的にも、有明エリアは比較的相場に近い募集が多かったように思います。
少々割安感のある物件、相場に近い物件が軒並み売れているということです。

 

有明エリアに限らず、割安感のある物件の募集は申し込みが殺到するという事例もチラホラ聞きます。
これから売却をされる方は、相場の過熱度を読み違えないようにしましょう。

 

このように在庫が一時的に増えたとしても、すぐに需要が追いつくほど需要のパワーが強いため、必要以上に市況を警戒して在庫が増えるのを待っていてはいけません。

 

購入検討者さんがいまできることは、相場を見極める力を養いつつ、条件に合う物件を見つけたときに即断即決ができるように、ローンの事前審査を通しておくなどの準備を徹底しましょう。

 

ちなみに勝どき月島エリアで在庫が上昇している要因は、「パークタワー勝どき」です。
パークタワー勝どきの在庫数の増加が著しいです。

 

 

※友達限定ページですが、一部公開いたします。

 

レインズに登録されているものだけをカウントしても現状で34件の募集があります。
上昇率がえげつないですね。

 

地権者住戸の引渡しが始まったという点は記憶に新しく、Xを開けば「パークタワー勝どき」の話題や写真で溢れていますね。
私も訪問しましたが、パークタワー勝どきは湾岸ナンバーワンかなと思います。

 

今後さらに転売募集が増えていくことが予想されます。

勝どき・月島の中古マンションはそれほど在庫は増えておりません。

 

よって、今の時点で狙い目と言えるエリアはなく、購入検討者にとってはなかなか厳しい市況と言えます。
割安どころか、相場で買うのですら難しい状況です。

 

 

 

 

成約数について

 

成約件71件で、前年同月比+9.2%と大きく増加しております。
湾岸エリアの取引数も全体的に増加傾向です。

 

 

<2023年8月エリア別成約数(前年同月比)>
豊洲:21件(+40.0%)
東雲:10件(+25%)
有明:17件(+21.4%)
晴海:15件(-21.10%)
勝どき月島:8件(+33.3%)

 

晴海エリアを除くすべてのエリアで成約数は増加傾向です。

 

晴海エリアについては新築供給の影響で、近隣中古はかなり強気な価格設定が増えてきていること、晴海フラッグスカイデュオの第二期の販売の期待もあるので、一旦様子見をされる方も多いのではないかと予想します。

 

こんなに価格が高いのに誰が買っているの!?
と不思議に思われる方も多いでしょう。

その点についても以前ブログに纏めておりますのでご覧くださいませ。

いま誰が湾岸タワマンを買っているの?マンション価格上昇の背景と要因について

 

 

成約数ランキングも一部公表いたします!

 

<2023年8月マンション別成約数ランキング【トップ3】>
1位:ドゥ・トゥール:6件  (2ヶ月連続1位を記録!)
2位:ブランズタワー豊洲:5件
3位(同順位):ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス:4件
3位(同順位):ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン:4件
3位(同順位):シティタワーズ東京ベイ:4件

 

より詳細なデータとランキングをご覧になりたい方は、湾岸マンションアナリティクスをご覧ください。

 

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