【引き続き募集件数大幅増&成約件数減】2026年8月迄の湾岸エリア最新市況分析レポート

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2026.09.09
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こんにちは!
ふじふじ太です!

 

2026年8月までの湾岸エリアの最新市況をまとめましたので、以下レポートをご覧ください。

成約価格:坪654万(先月比+2.5%)
募集価格:坪760万(先月比-1.7%)
成約件数:46件(先月比-11件)
募集件数:1,050件(先月比+20件)
成約回転率:4.3%(前月比-1.2ポイント)

※詳細データはシン・湾岸マンションアナリティクスをご覧ください
https://fj-realty.co.jp/analytics

 

 

成約価格について

全体統計でみると成約価格は前月比で+2.5%となり、3ヶ月ぶりに上昇となりました。

エリア別は以下の通りです。


<エリア別成約価格>
豊洲エリア:661万円(先月比+1.8%)
東雲エリア:501万円(先月比-1.8%
有明エリア:588万円(先月比-1.3%
勝どき/月島エリア:791万円(先月比+3.7%)
晴海エリア:673万円(先月比+3.7%)

 

 

エリア別にみると、「豊洲・晴海・勝どき」という湾岸エリアの中でもグロス価格が比較的高いエリアが上昇しているという結果でした。

 

ただ、詳しくデータをみると8月は成約件数が非常に少なく、データの母数が少ないためボラティリティが高くなっており、高値成約に引っ張られた形です。

 

例えば、クロノレジデンスの角部屋で坪800万円弱、センチュリーパークタワーの角部屋で坪1,000万弱という成約が出ており、その高単価成約に引っ張られた形に見えます。

 

正直なところ、現場感的には全体的に価格が上がっているという雰囲気ではありません。

値下げの数も増えており、相場近くでもなかなか売れないケースが増えております。

 

データを分析している私のざっくりした感覚ですが、「エリアの基準単価」というものがあり、その単価を中心に上下の価格差が縮まってきているように見えます。
つまり、マンション毎の単価差が昔ほど目立たなくなってきました。

 

一方で、今の市況下でも高単価で成約しているお部屋も当然ございます。

その特徴として感じるのは、「広い角部屋」と「1LDK」です。

 

広い角部屋については、やはり居住性という面でも魅力的であり長く住んでいけるという点で、含み益もりもりの買い替え層から根強い人気があるのでしょう。

 

また、1LDKも高単価で決まっている例も目立ちました。
ブランズタワー豊洲の1LDKが坪800万台中盤で複数件成約となっております。
近隣に住む富裕層のセカンドハウス的な需要があるのかなと思ったり思わなかったり。

 

一方でブランズタワー豊洲の2LDKが坪700万円台中盤での成約となっていて、1LDKとの単価差が10%以上開いているのはやや違和感を感じます。

 

ブランズタワー豊洲に限らず、湾岸エリア全体的に2LDKが苦戦していて在庫数も多くなっておりますので、2LDKを探されている方にとってはむしろ今は絶好の購入チャンスだと思います!

 

成約件数について

8月の成約件数は46件で先月比-11件と引き続き減少となります。
前年同月比でみると-45件ですので、流動性は半減です。

 

今年は不動産会社の夏季休暇の期間が長かったということを差し引いても、著しく成約していないということがわかります。

 

成約回転率も4.3%と過去最低となり、今まで見たこともない数字です。

特に中央区の方の成約件数が落ち込んでいる点が気がかりです。

 

<エリア別成約件数>
豊洲エリア:18件(先月比+6件)
東雲エリア:2件(先月比-6件)
有明エリア:10件(先月比+4件)
勝どき/月島エリア:6件(先月比-3件)
晴海エリア:10件(先月比-12件)

 

 

今の市況下でも豊洲エリアはよく売れておりました。

 

特定のマンションがよく売れているという訳ではなく、満遍なくどのマンションも成約があるという感じでした。

 

9月3日に「IKEA豊洲」がららぽーと豊洲にオープンしたということもあり、より注目度が高まっているエリアですね!
豊洲住民、延いては湾岸住民にとって大変嬉しいです。

 

有明エリアにはチームラボができることが確定したというホットなニュースもあり、今後更に有明に注目度が増していくと思います!

 

気になるのはここ数ヶ月比較的順調に成約してきていた晴海エリアの成約件数がまた停滞してしまっていることです。
8月は晴海フラッグスカイデュオの成約件数が4件にとどまってしまいました。
120件募集がある中で4件のみなので、成約率は3%程度というイメージです。

 

板状の方の8月の成約件数はゼロ件です。

 

近隣エリアと比較しても晴海エリアは比較的割安な募集が多く、お盆明けから動き出す方も多いという点で、これから成約件数が復活していってほしいところですが、現状なかなか厳しい状況と言わざるを得ません。

 

 

募集件数について

 

募集件数については先月比で+20件となっており、2ヶ月連続で在庫が増加傾向となります。
前月に引き続き、過去最高募集件数更新となります。

エリア別に見ると、豊洲エリアだけは在庫が減少しております。

 

<エリア別募集件数>
豊洲エリア:163件(先月比-7件)
東雲エリア89件(先月比+6件)
有明エリア:180件(先月比+9件)
勝どき/月島エリア:210件(先月比+4件)
晴海エリア:408件(先月比+8件)

 

 

一時減ってきた晴海エリアの在庫がまた増え始めました。

 

グラフをみると晴海の在庫数に頭打ち感は感じるものの、圧倒的供給過多の状況は変わらずで、需給バランス的にどうしても価格下落圧力が強い状況に見えます。

 

在庫件数が増えている原因としては、「売りが売りを呼ぶ展開」になってきたように感じています。
まさに去年の真逆の展開です。

 

最近私への相談も売却相談がほとんどで、「今売らないともっと下がるのでは?」という心理が売主さん達に広がっているよう見えます。

 

特に引っ越し予定がない方はわざわざ焦って売却する必要はありませんし、湾岸エリアの住みやすさは何ら揺らぐものではないので長期目線でどしっと構えてもらいたいところですが、問題は来年または再来年引き渡しの新築マンションを契約しているという方です。

 

これはなかなか悩みどころです。

 

元々は来年以降で新築に引っ越してからゆっくり売却をしようという計画であった方が、今の市況をみて早めに売った方が良いのではということで今から売却に動き出している方が増えてきた印象です。

 

在庫が増えているのはそういう事情もあるのかもしれません。

 

ただ、早めに売るということはその間の仮住まいのコストが発生し、引っ越しも増えて手間がかかります。
来年になればある程度市況が落ち着いて(円高に振れて利上げペースが落ち着くなど?)売りやすくなっているという可能性もゼロではありません。

 

自分にとって最適な売却時期はいつなのか、それは自宅のスペック、想定売却価格、リスク許容度、買い替え後の資金繰りの部分も含めてシミュレーションをしながら総合的に判断していく必要があります。

 

類似のご相談を受けている中で、お話しを聞きながら売却を勧めることもあれば、ステイを勧めることもあります。

 

お悩みの方は是非個別相談もご相談お待ちしております。

 

総論

レポートの通り、湾岸エリアは引き続き厳しい市況が続いております。

 

昨今のニュースをみていると、不動産業界の前提ルールが変わりつつある過渡期のように感じています。

 

今までは低金利・外国人需要・投資需要など、特別な規制がない中で回っていた環境でしたが、金利のある世界に変わり(といっても世界的にみたらまだまだ低金利)、加えてマンション市場に外資を入りにくくする国策(経営管理ビザ/永住権の厳格化)や、短期転売を規制する税制検討など、新ルールの中で今後を考えていく必要ができてきました。

 

例えばですが、旧ルールでの「資産性」の考え方のひとつとして、富裕層/投資家/海外の方からも人気の高いマンションを買うべきだと私自身も思っておりましたが、海外/投資マネーも入りにくいとなると話しは変わり、日本人実需が好むエリア、マンション、お部屋はどういったもので、そもそも買える価格帯は?という目線が重要になってくるというイメージです。

 

そういう意味では湾岸エリアの今の平均坪単価は650万円程度であり、70㎡換算で13,000万円台のイメージですので、都心近接でありながら、都心部と比較するとまだ買いやすいエリアであり、十分実需層の受け皿になると考えております。

 

その上で、買う

 

元々湾岸エリアは購入者のバリエーションが豊富で、かつ成約件数も多く相場が見えやすいという特徴がありますので、相場が逆回転し始めると悪目立ちしてしまうという部分もあり今は買い控えムードが強まっておりますが、冷静に近郊エリアのマンションとの比較や近隣新築価格と比較しても、かなりお買い得感が出てきているお部屋も増えております。

 

 

「余裕をもったファイナンスプランで、5年以上長く住める部屋を買うこと」

 

を心がけて頂ければ、それほど買うことを過度に不安視する必要はないかと考えます。

※もちろん適正価格で買うことが前提です。

 

色々言われておりますが、湾岸エリアの住みやすさと将来性は全く揺らいでおりません!

 

賃貸を選ぶということはそれはそれで待つコストが発生していますし、将来どこかではまた利下げに転じたり、前提ルールがまた変わるという可能性もあるでしょう。

 

「何のために家を買うのか」というご自身の軸を持ちつつ、この原則を念頭に、是非前向きに動いていきましょう!動いていれば掘り出し物に出会えるチャンスもあるかも!?

今後も現場感とデータで、湾岸エリアの市況感をお伝えしていきますのでよろしくお願いいたします!

 

 

詳しくは、湾岸マンションアナリティクスをご覧ください。

 

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<テーマ>
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